【海外留学/体験談】フィンランドで教師宅ホームステイ|YOHAKU

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【海外留学/体験談レポート】フィンランドで教師宅ホームステイ

こんにちは。朝、夜はだいぶ涼しくなり秋らしくなってきましたね! 
食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋、皆さんの秋はどんな秋でしょうか。
私は常に食欲の秋です(^ ^)

さて、今回は「フィンランドのキロッコヌンミ教師宅ホームステイ」を経験された社会人の方からの
体験レポートを頂きましたので、共有させて頂きます。


■氏名: M・Hさん
■ご年齢: 20代
■留学前のご職業: 教員
■渡航国: フィンランド
■渡航都市: キロッコヌンミ
■滞在期間: 2023年7月23日〜2023年8月6日(期間 :約2週間)
■プログラム名: 教師宅ホームステイ
■滞在方法: ホームステイ



留学をした目的、きっかけは何ですか?

以前から,国民の幸福度が高いといわれるフィンランドという国に興味があり,
実際にどんな国なのか体験しようと決めていました。
今回,新型コロナウイルス感染症に関して,渡航制限がなくなったことで,ホームステイを決めました。

 

なぜ今回の留学プランを選ばれましたか?

自分で行く観光だけでは,現地の人と深くコミュニケーションをとったり,
現地の人の日常の暮らしを体験したりすることが難しいだろう考えました。

2週間という短い期間であっても様々な経験をしたかったので,
ファミリーの方と関われる教師宅ホームステイという形を選びました。


渡航国、都市の雰囲気はいかがでしたか?

ヘルシンキ大聖堂

私が感じたフィンランドの印象は,「安全,きれい,街の風景や建物のデザインが洗練されている」です。

日本は,世界でもかなり安全な国ですが,私は異国のフィンランドでも,日本と同じような感覚でいられました。
また,街中であっても郊外であっても,ショッピングセンターや図書館などの公共施設,駅やトイレは,きれいな場所がほとんどで過ごしやすかったです。

私がとくに気に入っていることは,ヘルシンキの街中を歩いたり,図書館などの公共施設を訪れたりするだけで,
フィンランドの洗練されたデザインを楽しむことができることです。

シンプルで統一感のあるデザインと,多機能の役割があるフィンランドの図書館は,心穏やかに過ごせる場所であり,私のお気に入りスポットになりました。

■学校生活の様子や印象に残っていることは何ですか?

印象に残っていることは,ホストマザーの存在とフィンランドの自然です。

私は,基本的にホームステイのほとんどの時間をホストマザーと一緒に過ごしました。
最初に,ホストマザーから,このホームステイでは「お互いに正直に話しましょう」と言われました。

マザーにとって,正直な意見のやりとりは大事なことのようで,
私はその時に,言語の不安や,気持ちを伝えることが少し苦手であることを伝えました。

そして,マザーは,この2週間で,私にいろいろな体験をしてほしいと言ってくれました。

実際に,マザーは私の行きたい場所や体験したいことを覚えてくれていて,
2週間という時間を無駄にしないように,私の希望に合わせてマザーの友人達との日程調整など,段取りをしてくれました。

また,私の行動や表情をよく観察していて,バスの乗り方やスーパーでの物の買い方など,
私が日常生活でつまづくであろうポイントを先回りして,教えてくれました。

こんなに親切な人は,ホームステイという機会だから,出会えたのかもしれません。

私は,マザーの心遣いや愛情に,もちろん感謝の気持ちがありましたが,日を重ねるにつれて,
その感謝の気持ちをうまく英語で表現できないことを心苦しく感じ,涙がでることがありました。

あるとき,何かのテーマについて,マザーとの会話で私が述べた意見に対して,
マザーが反対の意見を率直に述べました。

日本人とは異なるコミュニケーションの空気感が新鮮であり,
そこで,違う意見を最初から許容する雰囲気がフィンランドにあることを知りました。

また,一人でヘルシンキの街歩きをすることになったとき,
マザーから「もう少し大きな声でお店の店員には話しかけないと聞いてもらえないよ」とはっきり言わることもありました。

日頃から行動で愛情を示してくれていることがわかるので,不思議とその言葉を受け止められました。
マザーが自分という存在を認めてくれていることがわかるので,自分としては,安心感があり気が楽でした。

フィンランドを振り返り,思い浮かぶのは出会った人たちのことと,
その人たちと美しい自然の中で,おいしいご飯を食べて会話したことです。

私のホームステイは,ヘルシンキなどの都市観光は少しだけでした。

マザーからは「あなたはフィンランドで,マニアックな体験ばかりしたね」と言われました。

具体的には,ファミリーやその友人たちと,近所の森でピクニックやバーベキューをしたり,
マザーの友人が所有している森のコテージを訪問させてもらったり,
地元の海辺のカフェでくつろいだり,近くの湖で泳いだり,地元の女性が集まるスポーツに参加させてもらったりなど・・・

それはフィンランドの日常を感じられるものであり,いつも近くに自然がありました。
とくに,森のコテージで湖と森の光景を見たときは,
大袈裟かもしれませんが「生きていてよかったなあ」と素直に思いました。

それは,自分で今回,フィンランドに来るという決断をして行動しなければ出会えなかった光景でした。

近所の図書館

苦労したことは,言語でした。

ファミリーとの日常会話は英語を使いました。

おはよう,いただきますなどの簡単な挨拶は,フィンランド語を使いました。
ホストマザーは私の言語レベルに合わせて,簡単な英語を使ってくれて,
深い話をするときには,お互いにgoogle翻訳を使いました。

それでも,英語でうまく自分の言いたいことを伝えられないと感じることは多くあり,
ときにお互いの誤解もあったりと,多少の苦労はしました。

しかし,同じ人間ですから,一緒に住んでみて慣れることで,なんとかなるものです。

フィンランド語のレッスンに関しては,ホストマザーはとても熱心でしたが,
毎日英語でのコミュニケーションと新しい体験により,
私の頭の中は常にキャパオーバーでした。

正直なところ,フィンランド語までマスターする余裕はありませんでしたが,私にとってレッスンもよい思い出です。


余暇の過ごし方について教えてください。

近所の森の散歩やフィンランドに関する本を読んだり,
日本の友人に向けてフィンランドステイの日記を動画にして送ったりしていました。

言語力の向上について教えてください

スコア(TOEFL,TOEIC,IELTS,Cambridge検定,英検等)

渡航前:とくにありせん

渡航後or 現在:とくにありません

会話力について:

簡単な単語や決まり文句を使える程度→日常に最低限必要な会話を話せる程度

この留学を経て得られたことや今後の人生やキャリアに活かしたいことなどがあれば、是非教えてください。

今回のフィンランドでのホームステイで,私は人生における別の居場所(逃げ場みたいなもの)を見つけた気がします。

それだけでも,私はずいぶん心が楽になりました。
今いる場所だけがすべてではない,世界には様々な人の生き方,働き方,価値観がある
自分で探すことでいくらでも,違う世界を見つけることができる。

旅でそれを知り,自分に合う価値観やものの考え方を取り入れていくことが,私にとっては楽しいです。

とくにフィンランドという国は,自分に合っている気がします。

ホストマザーとの出会いも,こんなに仲良くなれるなんて思っていませんでした。

これからも関係は続くでしょうし,このような予想外の出会いがあるから人生は面白いと思います。
ホストマザーという一人の女性の生き方から,「こんなふうに生きていいんだ」と生き方の選択肢を知りました。
今後は,フィンランド(北欧)に長期で住んでみたいと思うようになり,
住んでみたら自分はどう感じるんだろうと,楽しみにしています。

 

なぜ弊社をお選び頂きましたか?カウンセラーの対応はいかがでしたか?
 
フィンランドでのホームステイを取り扱っているエージェントさんであり,
ホームページの情報から伝わってくる内容・雰囲気が自分に合いそうだと思ったこと,
求めているものを体験できそうだと思ったことがきっかけで選びました。

カウンセラーの亀井さんには,ホームステイの準備に向けて大変お世話になりました。
丁寧に相談や手続きを進めてくださり,渡航に関する手続きに関して,
一人で抱え込まなくていいんだという安心感がありました。

精神的にも励ましをいただいておりました。

今後留学される方へアドバイスなどあればお願いします!

これから留学や海外渡航を検討している方にとっては,様々な悩みや心配事があると思います。
私もそうでした。それは,資金の問題や言語力,健康面,仕事,周囲の理解などなど・・・。

私は、人生は変化や挑戦の連続,積み重ねだと思います。
そうすると,1回だけのチャレンジで終わらずに,これからも,私たちは人生の中で何か新しいことをしようとしたら,
常にそのようなことで悩むでしょう。

そして,リスクや悩みを第一に考え,自分の直感や好奇心に蓋をして,チャレンジしなかった場合,失うものもあると。

それは,自分の今後の可能性だったり,人との出会いだったり,新しい物事の捉え方,新しい居場所であったり,人それぞれだと思います。

何かをするのにすべての条件が整うことはないですよね。

ある程度の準備をしたら,現地に行ってから試行錯誤することもありだと思います。

私自身,いくら日本で今後のことを考えてもはっきり自分のやりたいことがわかりませんでした。

自分の好奇心のまま動いてみて,現地でやっと自分の本当の気持ちや,次にやりたいことが少しずつわかってきました。

たった2週間のホームステイであっても,英語が話せない私にとっては,大きな挑戦であり,たった2週間という短い期間でも,
私にとっては人生の大切な思い出になりました。

「人はみんな異なるキャラクターを持っていて,人と比べることに価値はないんだよ。
人は生涯を通じて学び成長できる」ホストマザーに,今後のことについてモヤモヤしていることを話したときに,言われた言葉です。

私は,個人のあり方を尊重し,生涯学びややりたいことをやるフィンランド人の価値観を表現しているような言葉だなと思いました。

私もマイペースに,今後の人生を歩んでいこうと思います。

これを読んでくださった方が少しでも,留学に限らず,人生に前向きな気持ちになってくだされば嬉しいです。


 ★今回Mさんが留学されたプログラムはこちら→ 教師宅ホームステイ

★社会人の留学についてはこちらから→
https://yohaku-support.jp/person/working-adult/

コンサルタント:亀井

コンサルタント:亀井


〜カウンセラーからのMessage〜

Mさんには渡航の3ヶ月程前から留学のご相談を頂いておりました。
フィンランドを希望された理由は「◯◯ができるから」などという分かりやすい理由はなく
「その国の文化や生活の仕方、人々の生き方を感じてみたかったから」と。

一見曖昧な理由に感じますが、
特に北欧にステイする場合は、「その国の雰囲気を感じにいく」というこのふわりとした目的が
実は一番しっくりと来るのかもしれません。

出発前にお話した際には「自分自身がどんなことを感じて、何を思うかわからないけど
自分が気になる国のライフスタイルを体験しにいくことで何か気づくことがあるかもしれない」と仰ってご出発されました。

そして帰国後のご感想をお伺いすると、こちらの体験談にも書き綴っていただいたように
実に沢山の非日常と日常的な経験から、今後の人生の歩み方に関わる沢山の気づきを得られたように感じます。

そして、Mさん自身の今後の生き方や働き方の選択においても大きな影響があったようです。

海外留学を通して学ぶことや感じることは人それぞれ違いますが、
少なくとも経験された方々の視野と考え方は格段に広がっているなと毎回感じさせられます。

最近では、何をするにも目的を持つ重要性を叫ばれますが、
周囲に認められる目的を無理やり作る必要はなく、自分自身が納得していればOK、
そして何より大切なのは、はやり一歩踏み出してみることだな、とつくづく感じます。

Mさんの体験談を拝見し、一歩踏み出すこと大切さと
それを一緒に伴走できる喜びを改めて実感しました(^^)

YOHAKUでは「いくつでも、いくつになっても自分らしく」をモットーに
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