2024.10.25
ヨーロッパ視察報告(フィンランド編)
こんにちは。
YOHAKU(留学・キャリアコンサルタント)の亀井です。
今回はヨーロッパ海外視察のご報告です。
この視察では、フィンランド、デンマーク、アイルランド、イギリス、フランスと5カ国を訪問して参りました。
それぞれの国で、お付き合いのある学校への訪問や現地でサポートをしてくださる日本人スタッフの方々との打ち合わせ
来年より新たに紹介を予定している留学プログラム「心にYOHAKUプログラム」の視察などなど、
新しい繋がりやアイディアを得られる有意義な時間となりました。
簡単ではございますが、訪問した国々について、1カ国ずつご紹介させて頂きます。
視察報告第1弾であるこちらのコラムでは、YOHAKUでも人気の渡航先である「フィンランド」の様子をお伝えします。
東京からフィンランド(ヘルシンキ)までは12時間50分ほどで到着。
季節は秋、10月の上旬でしたが、この日の体感温度は2度。
ニュースによると、最高気温が9度、最低気温が1度とのことでした。
あまりの寒さに持参した服を雪だるまのように重ねて着込み、いざ、ヘルシンキ市内へ。
ヘルシンキ空港からヘルシンキ市内までは
空港直結の電車が走っており、おおよそ30分程度で到着します。
フィンランドは公用語がフィンランド語のため
地元の人々は現地語で会話をしています。
電車などの標識もフィンランド語で表示されていることが多いですが、空港や観光地は英語での表記も多く見られました。
(私はフィンランド語が全くわからないため、行き先が合っているかなどを道ゆく人に英語で声をかけると、皆さん快く英語で応じてくれました。)
→ここで独り言・・・
車中や街中ですれ違う人々と目があっても、フィンランドの方々は、あまり微笑んだりハイと声を出して挨拶する姿を見かけないなぁ〜
欧米の国々に行くと、目が合えばニコリと微笑みながら挨拶をすることが自然=あたりまえ?と思っていたが、国により表現の仕方に微妙な差があるのかもしれないな〜、もちろん国により違いはあるのだけど、何かもう少し違った感じがする。
フィンランドの方々はヨーロッパの中でも少しシャイな方が多いと聞くが、その影響かもしれない。
そういえば、以前、治安が悪い国ほど目があったらニコリとするという話を聞いたことがある。自分は悪い人ではないということを示すためだとか・・・ 逆に考えるとフィンランドはそれをする必要がないほど治安が良いという解釈ができるなぁ。
勝手な推測ですが・・・
《 街の様子 》
〜 フィンランド視察を経て 〜
人口は日本の20分の1であるフィンランド。
国土の7割が森と湖でできている。
夏には白夜が訪れ、夜でも日が沈まない幻想的な景色を楽しむことができ、冬は厳しい寒さが続くため、サウナを楽しむなど、お家の中の生活を充実させるとのこと。
近年では「世界一幸せな国」として取り上げられており、私共にもフィンランドの生活体験をしてみたい、フィンランドの教育や福祉に興味があるといったお問い合わせをよく頂くようになりました。
幸せの定義は人それぞれじゃない?と思いつつも、ここに住む人々が何に幸福を感じ、どのように暮らしているかを感じてみるのは、我々が今後提供していきたいと思っている「心にYOHAKU(余白)を作るプログラム」のヒントになるに違いない、と思い今回の視察先に含めました。
現地に住むKenさんとも話題になりましたが、
日本人にとって、フィンランドの文化が魅力に感じる一つには
「一人あたりのパーソナルスペースが広い」という点が影響をしているのではないかと思います。
電車もバスも、街の中を歩いても、日本に比べて人混みになる環境が少なく、至るところに公園があり、
住心地の良さという点で、心にスペースを作ってくれるのではないかと思います。
2つ目には、教育や社会福祉制度の基盤が影響していると思います。
Kenさん曰く、治安がよいのは社会福祉制度の基盤があるから。仕事で失敗したり、進路変更で一時無職になっても最低限は守られる。また、学生でも大人でも、教育にかかる費用は一切かからない。
男女関係なく、ある程度のキャリアを積んだ後でもやりたいことが見つかったら、そこから学び直しができ、それを咎める風潮はないとのこと。
フィンランドの教育は「主体性」を育むことが特徴の一つと言われているが、
制度の基盤に加えて、幼い頃から育まれた主体的と自分で考えるチカラが備わり、うまく機能しているのだろうと感じました。
どれだけ挑戦できる環境が整っていても、自分のやりたいことがわからない、または提供されなければ動けない受け身状態では、どれだけ良い制度があっても機能しない。
いくら基盤が整っていても、自分のやりたいことやわからない、受け身状態ではその制度を使い切れないということですね。
日本も国に守られている部分は多くあると思いますが、
根底の経済的安心感と社会制度が整っているからこそ、人々は自分に向き合う時間を持ち、進路を考える心の余裕が生まれるのだと思いました。
一方で、他国からフィンランドに来る場合は少々物価が高く感じるかもしれません。
社会福祉制度と税金は密接に関係しているため、食品には約15%、サービス等には約25%の税金がかかっています。
商品のおおよそ4分の1が税金のため、実際の価格はそれほどでなくとも、購入者側にとっては割高に感じるかもしれませんね。
日本から旅行や留学に行く場合は、十分なお小遣いを用意しておいた方がよいですね!
今回のような短い滞在でも、実際にその地を訪れ、地元の方と交流することで、フィンランドの魅力を存分に感じることができました。
これまで私共でフィンランド留学(ホームステイプログラム)をサポートさせて頂いた方々からも
帰国後には、良い経験をしたとのお声を沢山頂きますが、その理由がわかった気がします。
* 自分の進路や働き方を見直すきっかけになった方
* 心身ともにリフレッシュできた方
* 自分のペースを取り戻したととおっしゃる方
* 自分に自信が付いたとおっしゃる方
地元の方と交流し新しい体験をしたことで、得られたことが少なからずあるようです。
フィンランドでの生活体験やホームステイ体験に興味がある方は、是非一度、時間を作って体験して頂くと何か発見があるかもしれませんね。
感じたことはまだまだ沢山ありますが、第一弾の視察レポート(フィンランド編)を締めくくらせて頂きます。
YOHAKUでご紹介しているフィンランドの留学プログラムはこちら↓
★教師宅ホームステイ
ホームステイをしながらフィンランド語もしくは英語のレッスンを受け、その国の文化や食、日常生活をありのままに体験するプログラム
1週間から参加が可能なため、社会人の方に人気です。
★やりたいこと・興味のあることから考える留学
12のカテゴリー別留学スタイル
〜カウンセラーからのMessage〜
YOHAKUでは「いくつでも、いくつになっても自分らしく」をモットーに
その方の叶えたいキャリア(人生)のイメージをお聞かせ頂いた上で
オーダーメイドで留学プランをご提案しております。
★ただの語学留学では物足りない!
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